蝶(ちょうちょ)の飼育

アゲハ蝶を中心に蝶の卵や幼虫そして蛹から成虫の写真を紹介します。

家の子が蝶の幼虫を保育所に持って行きました。
それがきっかけで家でも蝶の幼虫を飼ってみる事にしました。

保育所では既に無事に羽化したとのことです。
家でも無事に羽化してほしいと思います。

蝶(ちょうちょ)の卵

黄アゲハ蝶の卵

右の写真は黄アゲハの卵になります。

黄アゲハはニンジンの葉っぱやパセリ、セロリなどのセリ科の野菜の葉っぱによく卵を産みます。

卵は丸く黄色い色をしており、大きさは1mm弱で上手に探さないと見つけ難いです。

蝶の卵は見つけ難いですが、ニンジン畑で飛び回るアゲハ蝶を見つけたらそれをウォッチングし、蝶が止まったニンジンの葉っぱを確認する事で卵を発見する事が出来ます。

また葉に止まっている幼虫が確認できれば、その付近を探すことで卵を見つける事も可能です。


モンシロ蝶の卵

右の写真はモンシロチョウの卵です。
モンシロチョウはキャベツなどの葉っぱによく卵を産みます。

モンシロチョウの卵は黄アゲハの卵と異なり楕円形をしており、アゲハ蝶の卵と比べてさらに小さく、よく目をこらしてみないとホント見つけ難いです。

アゲハ蝶同様にキャベツ畑で飛び回るモンシロチョウを見つけそれをウォッチングし、蝶の止まったキャベツの葉っぱを確認する事で卵を見つける事が出来ます。

また葉にいる幼虫が確認できれば、その付近を探すことで卵を見つける事も可能です。

蝶(ちょうちょ)の幼虫

アゲハ蝶の幼虫

右の写真は黄アゲハの幼虫です。
黄アゲハの幼虫は小さい時は黒っぽい色をしています。

餌を食べて大きくなると黄色と黒の綺麗な色に変わります。

写真を撮ろうと眺めていたところ、大きい幼虫と小さい幼虫が餌を取り合って激しく喧嘩していました。

小さい幼虫は怒ってオレンジ色のツノを出して応戦していました。

戦いの結果、やはり身体が小さい方の幼虫が争いに負けて、葉っぱから落とされてしまいました。

しかし落とされた幼虫も頑張って歩いて、ちゃんと木に登っていましたよ。

この大きい幼虫と餌となるニンジンの葉っぱを家に持って帰り、子供と一緒に羽化の観察を行う事にしました。

黄アゲハ蝶の飼育状況

ダンボール箱の中に水を入れたペットボトルを置き、それにニンジン葉を活けて飼育しています。 写真の電池の大きさは単4です。

蝶(ちょうちょ)の蛹(さなぎ)

アゲハ蝶の幼虫2
アゲハ蝶の蛹1
アゲハ蝶の蛹2

幼虫が餌を食べて大きくなると、糸を出して身体を動かないように固定し蛹になります。

最初蛹は黄緑色をしていますが、時間が経過し羽などが作られると徐々に色が灰色がかかったように変化していきます。

色が灰色になると羽化も間近です。

本当は羽化の連続写真を撮りたいと思っていたのですが、経験不足で羽化のタイミングが計れずに今のところ撮影に失敗しています。

今回クワガタ・カブトムシの飼育に全ての飼育ケースを使い切っており、空きケースがなかったため今回ダンボール箱で幼虫を飼育しました。

そうしたところ飼っていた幼虫の1匹に見事に脱走されてしまいました。

餌を食べている間はあまり遠くへは移動せず比較的おとなしいですが、蛹になる前に人目に付かない場所隠れる習性があるようです。

脱走した幼虫を探したのですが、どうしても見つかりません。

机の裏側など簡単に動かせるものについては動かしてくまなく探しました。しかしどうしても見つからないのです。

ホントどこにいったんでしょうね?

無事羽化し蝶に変身して出てくる事を祈りながら探すのを諦めました。
飼育する時はちゃんとケースで飼いましょうね、教訓になりました(^^;

蝶(ちょうちょ)の羽化

アゲハ蝶の成虫

アゲハ蝶の幼虫に脱走されてからは、二度と幼虫が逃げ出す事がないようにダンボール箱のフタを閉めて飼育していました。

そうしたところ幼虫の一匹が天井で蛹になろうとして失敗し転落してしまいました。

幸い幼虫はちゃんと生きているようで、さわるとピクリと動きました。
動き回るような気配はありません。

そのままそっとしておくと翌日には蛹に変身していました。

無事蛹にはなったのですがダンボール箱の底という変な場所で蛹になり、さらに身体を糸で固定出来ていない状態でした。

無事羽化するのでしょうか?
配していた幼虫も全く問題なく羽化しました。

ただ羽化した後の蛹を見ると、普通は蛹の背中を破って成虫が出てきますが、この蝶についてはお腹の辺りを破って出てきたようです。

出やすいところを破って出たのでしょうね。
いずれにしても無事羽化してホッとしています。

そうそう例の行方不明の幼虫も無事羽化したようで、どこからともなくアゲハ蝶の成虫が現れました。

どこか人目の付かない場所に抜け殻の蛹があるんでしょうね。
きっと忘れた頃に見つかる事でしょう(^^)